ついに始まりました、仏具系ポップユニット「佛佛部」による本格ワークショップ「念持仏造立教室」!
この日に向けて部員一同、一生懸命に準備を進めてきました。
アシスタントをつとめる私、メイドくーたんが第1回彫刻編 開催レポートをお届けします❣️
全4回のワークショップ、初回の講師をつとめられるのは我らが佛佛部 部長・仏師の三浦燿山さん。
池口住職と参加者の皆さんでお地蔵さまにちなんだお経を唱え、気持ちを落ち着け…むしろ高まる中、教室はスタート!
まずは道具の説明から。
はじめて触る本格的な彫刻刀に、参加者のみなさまもドキドキ・・・。
彫刻刀を触るのは、小学生以来…なんて方も多いのでは?
怪我をしない持ち方から三浦さんがしっかりと指導してくれるので、ご安心ください。
三浦さんによる実演を目に焼き付けます!
職人さんの技をこんな間近で見られるなんて…贅沢すぎ〜!!!
いざ、実践!
ブロック状の木曽檜から仏像を彫るのは大変なので、あらかじめ三浦さんがおおよその形に「粗彫り」してくれた状態の木曽檜を少しずつ削っていきます。
仏像は丸みの集合体!角ばったところを削って全体をまあるくしていきます。
ときどき見本と見比べつつ・・・。
この見本のお地蔵さまは、3Dプリンターで出力されたもの。
なんと!これも三浦さんがスキャンから出力まで自分の工房で作ったものなんです。
令和の仏師はハイテクですね。
三浦さんからのアドバイスが入ります。
お昼のお弁当を食べた後も、引き続き彫り進めていきます。
もくもく・・・。
皆さま真剣な表情です。
はじめての仏像彫刻!と緊張しておられた方も、
1日が終わる頃には、すっかり慣れた手つきで彫刻刀を使いこなしておられました。
そして・・・ついに完成!
「不器用だから不安だったけど、できました!すごく面白かった!」と、嬉しそうに語っておられました。
おひとりおひとりの想いがこめられた、それぞれに少しずつ異なるお顔のお地蔵さま。
とってもすてきです・・・!
講師 仏師・三浦耀山さんより
佛佛部初めてのワークショップ「念持仏造立教室」がいよいよ始まりました。彫刻経験者から小学生以来ン十年ぶりに彫刻刀を握ったという人まで、年齢性別様々な人が、自分の仏さまをお迎えするために1日かけて桧の仏像を彫り上げました。どのお地蔵さまもまあるく優しい表情に仕上がりました。次回は漆塗りの工程です。全4回皆さん楽しんでください。
参加者の皆さん、一日お疲れ様でした❣️
次回は塗師の伊東泰範さんをお招きしての、「漆塗り編」です!
お地蔵さまとは一ヶ月後に、胡粉下地が施された状態で再会することになります。
次回の開催レポートもお楽しみに!
(今回は「ドローン仏」来迎のおまけつきでした)
執筆メイドくーたん
龍岸寺にお仕えするメイドです。
皆様とともに仏教文化を学び、人類の営みに萌え、「佛議」を醸してまいります
文学(修士)/イラストレーター