えんちゃん、法事デビュー
ユーチューバーとして息巻いている息子・えんちゃん。昨日はライブ配信デビューも果たしてさらに得意げ。でも、息子が軽妙に合いの手を入れてくれるので、私も正直楽に配信に臨めました。親子での配信、これから増えるかも!?
そんなオンラインでの活躍の話はおいといて、今日はオフラインでの成長話を少し。
私は、月参りやお盆参りにでかけるときに、息子をよく連れて行っていた。家で放置してると、「宿題やっておきなさいねー」と言い残してでかけたところで、帰宅した時にはテレビとにらめっこ(怒) それだったら、お経のひとつでも覚えさせたほうがいい。
とはいえ、さすがに法事には参加させていなかった。法事は月参りに比べ、読経時間が長い。途中でグズられても、私も読経を中断して対応できないからである。
でも、小学3年生にもなると、そろそろ辛抱できるはず。ユーチューブのロケがしっかりできるんだから、法事もきっと大丈夫。
5月中ごろに、特に親しくしている檀家さんの法事があった。緊急事態宣言下の自粛生活中で、学校も習い事もなにもなく、暇をもてあましていたので、これはデビューさせるチャンス!
「やってみるか?」と誘ったところ、すぐには首を縦に振らなかったが「マンガ一冊」(といっても新たに買うのではなく、お寺においてあった手塚治虫の漫画「ブッダ」を棚から出してくるだけ)で買収完了。
法事の時間になり、一緒に本堂に行くと、檀家さんの視線はもう釘付け。「こんにちは」と親子で挨拶したら、檀家さんも元気よく「こんにちは!!」「お願いします!!」と返してくれる。明らかにいつもと違う。
読経が始まってふと横を見ると、合掌が疎かになったり、退屈してソワソワしてたりと、私は気が気でないんだけど……。でも、法事のお経もだいぶ覚えているので、最後まで声を一緒に出してくれるから、まあ合格点かな。
それ以来、何度か法事を一緒につとめた。檀家さんは息子を毎回熱烈歓迎。
そういえば、私の父が昔ボヤいていた。私も小学生の頃からお盆参りに連れて行ってもらっていたが、私が一緒だと「檀家さんは僕を全然見ていない」と父。その気持ちがいまになってわかる。
ともあれ、子供のころから、こうやって職業訓練させてもらえるのはありがたい。「キッザニア」とかで、いろんな仕事を体験するのも楽しいければ、あれはまあ遊び。リアルな法事に臨むのとはわけが違う。
大きくなったときに、跡を継ぐかどうかは、本人が決めればいい。
ちょっと前まで、息子はドラフトを経てプロ野球選手になりたいと言っていた。いろんな夢を見られるのも子供の特権。
果たしてどんな大人になっていくのか。皆さまもYouTube見ながら、楽しみに見守ってやってくださいませ~。