お寺の日々

ライブイベント再開!

ライブイベント再開!

本堂でのライブイベント。

いつ以来だろう。コロナ禍のために、ずいぶん遠ざかっていた。

3月に予定されていた、てら*ぱるむすのライブはお客さんを入れず配信のみで実施した。4月の勢崎至恩卒業ライブも同じくだった。

その前はというと、昨年11月の超十夜祭までさかのぼる。

実に、お客さん入れてのお寺ライブは7か月半ぶり。感極まるものがありますね。

もちろん、世の中の状況は完全に落ち着いたわけではない。新型コロナウィルス感染のリスクを考えるなら、開催しないにこしたことはない。少なくとも秋ぐらいまで静観しようという思いもあった。

でも、私自身、毎朝本堂で勤行していたとしても、仮に2~3週間、法事がなかっただけで、感覚がにぶる。声を張って読経することはできても、お客さんと一体になって法要をつとめる感覚がつかめない。いわば、読経のライブ感、グルーヴ感が出ない(こういう言い方をするから怒られるのだが)。

ミュージシャンやアイドルも、ライブの間隔が空くと、やっぱり同じようにしんどいはずである。いくら練習をやっても補えないものがあると思う。

それに、一般論として、女性がアイドルとして活動できる年数は短い。2~3年で多くのアイドルがやめてしまう。だから、ブランク期間が1年も続くと、活動に大きな支障が出る。自粛期間中に、引退や解散という文字がよぎったグループやメンバーは、たくさんいたことだろうと思う。

お客さんも、推しのアイドルに会えない期間が長いと、気持ちがずいぶんと萎えるだろう。このまま解散――という最悪のシナリオを想像してしまうだろう。コロナ以前のような無邪気にコールを発して楽しむライブができないにしても、再会できる場があるだけでずいぶんと生きる意欲は変わってくるに違いない。

そんなことを考えると、緊急事態宣言が解除されたぐらいから、早くライブを開催したほうがいいと思うようになった。今なにもせずただ静観するなら「これまでのお寺ライブは話題作りにすぎなかった」と馬鹿にされるに違いない。それはさすがに不本意である。

marble≠marbleさんも同じ思いを持っていてくださった。5月31日、「自粛明けのライブ再開はお寺でやりたい」と連絡をもらった。阿吽の呼吸で、最速のタイミングをはかり、7月5日の開催が電撃的に決まった。

感染対策のためにお客さん着席。定員も最大 収容人数の50パーセントに留めざるをえない。だから、これまでの「marquee≠night in 寺」のようなお寺ライブはできない。

でも、ウィズコロナ時代の幕開けにふさわしい、記憶に残る特別なライブにしたい。 ライブハウスでは味わえない、祈りのあるライブを届けたい。

予約開始は6月20日(土)10時。定員わずか40名。お申し込みはこちら

皆さまとの再会を楽しみにしています。