塗師・伊東泰範 わらべ仏漆塗教室

塗師・伊東泰範 わらべ仏漆塗教室

2024.10.16 (水) 13:30~16:00

終了

あなた自身の手で、仏像に漆を塗ってみませんか?

食器などで馴染みの深い漆。お寺文化のなかでももちろん使われています。お供え物を置く漆器、漆塗りの仏壇。そして、金色に輝く仏像も、金箔を押す下地に漆が塗られています。

このように、私たちの生活を美しく彩る漆ですが、乾く前の漆は取扱を誤ると肌がかぶれる成分を含むため、経験を積んだ専門の職人以外が扱うことはまずありません。漆は身近でありながら、縁遠いものに感じている方も多いように思います。

本教室では、仏像の漆塗りを専門とする塗師・伊東泰範の指導のもと、皆さまご自身で漆塗りを体験していただきます。必要な道具類はこちらですべて準備いたします。また、手袋を用意するなど、かぶれ対策を講じて実施いたします。ただし、100パーセントかぶれないことを保証するものではありませんのでご了解ください。

漆を塗る前のお地蔵さま(左)とお不動さま(右)

漆塗りを施す仏像は、 お地蔵さま、観音さま、もしくは、お不動さま 。いずれも仏師・三浦耀山師が原型を制作した、像高約9センチのかわいらしい仏さま(樹脂製)です。漆の色は、黒、赤、クリーム色の三色からお選びください。

  • お申込み時には、仏像の種類をご指定いただきます。希望される漆の色は、当日におうかがいします。
  • 教室では、仏像を安置する台と、お線香を立てる香皿にも、擦り漆塗りを体験していただきます。また、さまざまな香りが楽しめるご家庭用線香セット(写真)をプレゼントいたしますので、ご自宅でのご供養にお役立てください。
  • 準備の都合上、お申込みの受付は開催前々日までといたします。

完成した仏像は、教室終了後、漆を乾燥せるためにいったんお預かりし、1カ月程度でご自宅にお送りいたします。

完成イメージ(左から、お地蔵さま、観音さま、お不動さま)

2回以上ご参加いただくと、ご自身で漆塗りされた仏像に、異なる色の漆を重ね塗りすることもできます

体験された方の感想

貴重な体験をさせていただき、また、日常では目にすることも耳にすることもない漆のお話を聞かせていただき、楽しい一日でした。ありがとうございました。(60代・女性/初参加)

初回は黒の漆で地蔵菩薩の全身を塗り、2回目の参加で白の漆で顔と手足に重ね塗りしました。顔を塗る際、まるで仏様が命を得たかのように鮮やかに映え、驚愕しました。重ね塗りの範囲は狭いですが、想像以上に華やかになり、京漆の奥深さを体感しました。(30代・女性/参加回数2回)

費用:お一人様 7,000円
定員:12名
協賛:株式会社薫寿堂

講師 伊東泰範 プロフィール:
1972年京都市生まれ。 3年間のサラリーマンを経験した後、1999年に塗師の師匠に弟子入り。16年の修行を経て2015年に独立し、創 仏具漆工を創立。主に仏像・台座の新調・修復の漆塗りを担う傍ら、佛佛部のメンバーとして、仏具製作の世界をもっと身近に感じて貰えるよう活動している。

イベント詳細

日時
2024年10月16日(水) 13:30~16:00
場所
龍岸寺
〒600-8247
京都府京都市下京区塩小路通大宮東入八条坊門町564

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