仏教と言えばお葬式というイメージがあります。

もちろん大切な人の死の悲しみに立ち会うことは、仏教の大切な役割です。
しかし、それだけが仏教ではありません。

仏教、特に日本に伝来してきた大乗仏教において基本となるのは「空」の心です。
それは、すべてがつながりのなかにある、ということです。

言い換えるなら、私たちはつい自分中心に世界をながめてしまいますが、その見方を改めて、大きな世界の中に、あるいははるかな歴史の中に自分がいると捉えなおしていくのが仏教なのです。

残念ながらこの世は争いが絶えません。武器を手にとっての戦争のみならず、人口問題、食糧問題、環境問題などさまざまな困難がこの世にはあります。一人一人が「空」の心をもって大きな世界のなかに一緒に暮らしていることを考えないかぎり、暮らしよい世界がおとずれることはないでしょう。

仏教の「空」の心は、今日においてなお変わることのない大切な教えです。
以下には、その教えの精髄をつたえる仏典をわかりやすく翻訳して掲載しています。
一緒に学びを深められたら幸いです。